2画面スマホ Medias W レビュー
購入の動機-Galaxy Note捨てたい
本当はもう少し待ってから買おうと思ってたのですが、Galaxy Noteが使えない子なので我慢しきれず半月ほど前に購入しました。
Galaxy Noteからの乗り換え候補としてはXperia ZとかOptimus Gとかあったのですが、ガジェット好きの自分にはどうしても変態2画面のMedias W が気になって仕方がなかったのです。
正直、「この変態さ加減はいかがなものか」と思っていたのですが、店頭で試しに数回使ってみると案外癖がなく良い感じなことが分かってからというもの、いつ買おうか悩みに悩んでいた次第なのです。
外見-裏表上下がわかりにくい点対称デザイン
実物を見たことのない人が「2画面スマホ」という言葉から連想するのはSonyが以前販売していたSony Tablet P のように画面を内側に折りたたむデザインでしょう。だって画面が傷つきませんしね。
しかし、Medias Wは内側ではなく外側になるように折りたたむデザインになっています。
これはかなり変態。画面傷つくじゃん。手脂でベタベタじゃん。
でも、このデザイン、普段使いを考えると結構理にかなってるんです。
折りたたんだ状態でも画面が外に出ているので、開くことなくスマホをいじれます。
また、閉じた状態だと画面の片方は自動で電源が切れて、もう片方だけが表示されます。これが結構良い感じで、画面が半分になることで電池の消費が抑えられるのです。
このデザインで一番気になるのは、画面が傷つくこと、です。
さすがにメーカーもその辺は認識しているらしく、ちょっとした工夫がされています。
画面の上下にある濃いグレーの部分が画面より少しだけ厚くなっているようで、スマホを机などに置いたとしても画面が直に机に触れないようになっています。
ただ単に変態なだけでなく、欠点を補うための工夫がされているのはいいですね。
また、それだけだと安心できないからか画面保護シートも最初から付属しています。
こういう配慮もいいですね。
中身(UI)-見た目に反して素に近い
Galaxy系は見た目こそ普通ですが、中身はゴテゴテにカスタマイズされていてなんかヤナ感じだったのですが、Medias W は見た目は変態ですが、中身は結構素に近いものでした。個人的には好印象です。
さすがに2画面のための特殊な設定項目は存在するものの、それ以外は素な感じ。
2画面モード
2画面モードには画面を完全に開くことで自動的に変更されます。
このとき、2つ目の画面をどう使うかで2つの状態が選べます。
2つの画面を1つの画面として扱う「フルスクリーンモード」
それぞれの画面で別々のアプリを起動する「ダブルモード」
これらの詳しい情報はニュースサイトのレビューが説明していると思うので省略。
1画面モード2画面モード行ったり来たり
面白いことに1画面モードから2画面モードへの移行、またはその逆、は思いのほか正常に動作しています。
たいていのアプリではエラーが発生せずに動いてくれます(ゲームとかはさすがに無理)。
普段使っているアプリでダメだったのは、Kindle。
1画面モードから2画面モードにするとクラッシュしてしまいました。
また、画面を開くとアプリによっては勝手に画面を回転するものもあります。
おそらくアプリ内で画面の縦横判定をしているものと思われます。
Medias Wは画面を開くと、縦よりも横のほうが長くなるので、このようなことが起こっているようです。
そのほうが何かと都合が良いので私は気にしてません。
総評-後悔なんてない。むしろなぜもっと早く買わなかった。
このスマホ、結構名機だと思います。
作りは特殊で使う人を選びそうな作りをしてそうですが、中身は堅実な作りになっていてAndroidを使ったことのある人なら戸惑うことなく利用できるようになっている点はすごく良い。
2画面モード時の機能もたのしいし、実用的。
フルスクリーンモードなら本を読むときに便利だし、ダブルモードならGoogleマップを表示しながらWebで検索もできる。
2つの画面をフル活用できる点はすごく嬉しい。
そういえば電池の持ちやレスポンスについて何も書いていませんでした。
書き忘れてしまうほどに問題ないのです。
つまり他のスマホと全く差がない。
もしかしたら同じスペックのスマホよりレスポンスは良いかも、と思ってしまうほど。
閉じた状態なら普通のスマホ。
開いたときだけこいつだけが持つ力を発揮してくれます。
ゆえに変態であることを意識せずに使えていいのだと思います。
Androidは HT-03A から使っていますが、それとMedias Wは忘れられないスマホになりそうな気がしています。